えむ猫とひとりごとの延長

群馬のご当地かるた「上毛かるた」の紹介。

「ろ」老農 船津傳次平(ろうのう ふなつでんじべい)

群馬の偉人シリーズ第6弾。
「老農」とは、実体験や研究をもとに高い農業技術を身につけ、農家の人々に様々な農法指導をした人の事。

船津傅次平は明治時代に群馬県富士見村に生まれ、地主の父親の教えのもと養蚕農業の他に寺子屋等を開いて地域農民の教育に力を入れ、その後政府の農学校(現在の東京大学農学部)の教官となった。
その頃日本に入ってきた海外の近代農法と在来の日本の農法を組み合わせた「混同農法」を考え出した傳次平は、全国を廻って普及&指導→日本農業の近代化に大きく貢献した。
傳次平の講義は歌に合わせて栽培の流れを説明したり、わかり易く人気だったらしい。

そんな傳次平がはじめに手がけた農耕地とも言える群馬県富士見村(現在は前橋市と合併)は、赤城山の麓に田園が広がるとてものどかな所で、群馬の美景スポットのひとつ。