えむ猫とひとりごとの延長

群馬のご当地かるた「上毛かるた」の紹介。

「て」 天下の義人 茂左衛門(てんかのぎじん もざえもん)

群馬の偉人シリーズ第4弾。
同じ江戸時代でも第3弾の塩原太助さんより少し昔の話。

江戸時代、現在の群馬県沼田市は真田氏によって統治されていたのだが、伊賀守(いがのもり)という領主が自身の贅沢の為に農民から重い年貢を取り立てていた。

このことを江戸幕府に訴えるべく立ち上がったのが農民代表杉木茂左衛門。

この時代の農民の身分は低く、訴えがどんなに正しくても死刑になる決まりだったとか。
それでもなんとか将軍まで直訴状を届け、領主の伊賀守は処分。茂左衛門の処刑は許されたのだが、その知らせが届く前に茂左衛門は処刑されてしまった…。

義人→人の苦しみを救うため、自分を犠牲にできる尊い正義感を持った人。
まさに天下の義人。