えむ猫とひとりごとの延長

群馬のご当地かるた「上毛かるた」の紹介。

「む」 昔を語る 多胡の古碑(むかしをかたる たごのこひ)

今年2015年は羊年。
羊と言えば、群馬県<伊香保グリーン牧場>のシープドッグショー。
幼稚園の親子遠足等で何度か見に行く機会があったが、いつ見ても面白かった。
羊飼いの吹く笛の小さな音を聞き分け、支持どおりに羊を追う牧羊犬。
犬に追われて斜面を駆け下りてくる何十頭もの羊達。
機会があればぜひまた見てみたい。


で、そんな羊に関係する上毛かるたが今回紹介する「む」の札、 昔を語る 多胡の古碑(むかしをかたる たごのこひ)

「多胡の古碑」=多胡碑(たごひ)とは、8世紀頃、群馬県多胡郡(現在の高崎市藤岡市の一部)に作られた石碑で、栃木県の那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)と、宮城県多賀城碑(たがじょうひ)とともに、日本三古碑のひとつ。
昭和29年に国指定の特別史跡となり、平成8年には記念館とガラス張りのお堂も建てられた。

1300年程も前の石碑にしては保存状態がよく、石に刻まれた文字は鮮明で、歴史的価値だけではなく書道的価値も高いらしい。

  ↑↑ こんなゆるキャラもいた。 ↑↑ 


碑に刻まれている文字の内容は、朝廷からの命令で、上野国(現在の群馬県)にある三つの郡の中から新たに郡を作り、その郡の名前を「多胡郡」とし、その新しい郡を「羊」に支配させよと…。

ヒツジに支配???
この「羊」にはさまざまな説があり、一番有力なのは、昔この土地にいた羊太夫(ひつじだゆう)という人の事なのではないかというもの。

羊年、羊の日、羊の刻に生まれた羊太夫
可愛らしい名前とは裏腹に、本人は2メートルを優に超す大男で、愛馬の名前も「権田栗毛」(ごんだくりげ)。
いかつ過ぎる。